柏ITSスマートシティ

柏ITS推進協議会の活動フィールドである柏市は、大型商業施設が立地する柏駅と、2005年につくばエクスプレスの開通により誕生した柏の葉キャンパス駅を中心とした、人口約43万人の中核都市です。
東京大学、千葉大学、国立がん研究センター東病院などの学術・研究機関が集積する柏の葉キャンパスエリアでは、2008年に国際的な学術都市づくりをめざす「柏の葉国際キャンパスタウン構想」を策定し、多くの都市が抱える社会課題をまちづくりの中で解決するため、スマートシティの実現を目指した新たなまちづくりが進められています。
現在、日本は多くの交通課題を抱える中で、これらを解決するために、ITS(高度情報システム)を活用した、様々な取り組みに期待が寄せられています。ここ柏市では2009年6月に「ITS実証実験モデル都市」に選定されたことを契機に、2010年2月に行政機関、民間企業、各種団体等がともに協力し、地域の交通課題の解決に向けて活動するためのプラットフォームとして、「柏ITS推進協議会」を設立いたしました。
当協議会では、「低炭素型交通都市」、「次世代型環境都市」を目指し、次世代のモビリティ実現に向けた取り組みを推進しています。

柏の葉キャンパス駅・東京大学 柏キャンパス間の公道での「自動運転バスの営業運行実証実験」へ新車両を導入

柏ITS推進協議会では、2019年11月1日(金)から、つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅から東京大学 柏キャンパス間の約2.6kmの一部区間において、自動運転バスによる営業運行実証実験を実施しており、令和3年1月より新車両を導入いたしました。

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柏市交通安全プロジェクト

平成25年柏市において年間1,390件(1日約4件弱)の交通事故が発生しており、5人の尊い命が失われています。全国では平成24年4月以降、小学校通学路での登下校中の児童等の列に自動車が突入するという死亡事故が相次ぎ発生しており、交通事故の削減は地域住民の願いとなっています。
 このことから、ドライブレコーダのデータを使ったドライバーへの安全運転支援サービスを実施し、交通事故削減に取り組んでいます。

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簡易路面調査による損傷の見える化と維持補修計画への活用検討

 柏市の市道延長は約1,500kmにもおよび、北部市域の区画整理事業に伴う道路整備や住宅供給が続いており、道路インフラは増える一方です。従って、限られた予算の中で、市民が最も接する社会インフラである道路において、効率的な道路修繕計画を構築することが喫緊の課題となっています。
 このことから、スマートフォンを活用した簡易路面調査を実施し、交通全体の見える化を行う事業を進めています。

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