新車両検討部会

平成30年4月27日現在

部会名 新車両検討部会
テーマ 地域内の移動手段の選択肢拡大に向けた新たな交通モードの導入検討
部会長 東京大学 堀 洋一教授

平成29年度までの主たる活動内容

1.電気自動車と走行中ワイヤレス充電システム
  • 走行中給電に関し、実車走行試験設備を用いて研究開発を行った。具体的には、従来から行っている原理的なコイルやパワエレ回路の開発に加え、柏キャンパス内に走行中ワイヤレス給電路を製作し、地上設備、車上設備に必要とされるハードウェアや制御技術の研究開発を行い、実車での走行中給電に成功した。

図1 走行中充電の様子

2.柏の葉キャンパスタウンを舞台にしたモビリティーシステムの検討
  • 昨年度の製作した2人乗り車両について、国土交通省の超小型モビリティ認定を取り、車検を取得して公道走行ができるようになった(図2、図3)。この車両を用いて日常生活に利用してもらう試用者の選定を行った。
  • また、超小型モビリティ車両の事故時被害性を減少させるための基礎的検討を行い、以下(1)~(3)の知見を得た。(1) 交差車両との衝突形態を予測し、それに基づき回避可能と判定される手段を選択して、回避時の前後加速度・横加速度が最も小さい手段を得られた。(2) この手法は中規模の無信号交差点の大部分で適用でき、回避が可能であることがわかった。(3) 超小型モビリティ車両のように、車幅が小さいものであるほど操舵回避の点で有利であることがわかった(図4)。これらの知見は、自動車技術会2017年秋季大会(大阪)学術講演会で発表した。

図2 車検取得の様子(野田検査場)

図3 車検取得しナンバーを装着した車両

図4 交差点での超小型モビリティ車両の自動衝突回避検討の設定条件見取り図

平成30年度の活動計画(案)

1.ワイヤレス充電システム
ワイヤレス充電システム 前年度の目標は実車での走行中給電の実現に重きを置いたため、システムとしての最適化などは後回しとなった。
そこで、本年度は、
・走行中給電システムの最適化検討
・インフラの低コスト化を可能とする走行中給電システムの検討
・太陽光発電と走行中給電の電力システムの基礎検討
・漏洩電磁波抑制技術開発
などを行う予定である。
2. 柏の葉キャンパスタウンを舞台にしたモビリティーシステムの社会実証実験
(1)公道走行認定を取得した車両2台で、柏の葉地域周辺の実験協力者を得て一定期間の試乗実験を行う。
(2) 2017年度の自動事故回避・高度運転支援方策の検討をさらに進める。